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デザイン外注はどこに依頼する?制作会社・フリーランスの違いと費用相場
「デザインを外注したいけれど、どこに依頼すればよいかわからない」と悩んでいませんか。
デザインの主な外注先は、制作会社・フリーランス・クラウドソーシング・デザイナー紹介サービスの4つです。それぞれ向いているケースが異なるため、自社の目的に合わせて選ぶことが重要です。
この記事では、4つの外注先の違いや費用相場、向いているケースを比較しながら、自社に合った外注先の選び方を解説します。
デザインを外注できる4つの依頼先

デザインの主な外注先それぞれの特徴は次のとおりです。
| 外注先 | 費用 | 品質の安定性 | 選定工数 |
|---|---|---|---|
| 制作会社 | 高め | 安定しやすい | 少ない |
| フリーランス | 抑えやすい | 個人に依存 | かかりやすい |
| クラウドソーシング | 安め | ばらつきあり | かかりやすい |
| デザイナー紹介サービス | やや高め | 安定しやすい | 少ない |
外注先ごとに費用や品質、人材選定にかかる工数は異なります。以下では、それぞれの外注先の特徴と向いているケースを詳しく解説します。
制作会社
デザイン制作会社は、デザイナー・ディレクター・エンジニアなど複数の専門職がチームで対応する外注先です。制作会社への依頼が向いているケース・向いていないケースは、以下のとおりです。
向いているケース
- Webサイト制作など、複数工程が絡む中〜大規模案件の場合
- デザインだけでなく企画・運用まで一括で依頼したい場合
- 社内にデザイナーやディレクターがいない場合
- 納期の遅延を避けたい場合
- 高い品質を求める場合
向いていないケース
- バナーやロゴなど小規模な制作の場合
- 予算を抑えたい場合
- 特定のデザイナーを指名して依頼したい場合
制作会社は、デザインだけでなく、企画や情報設計、コーディング、公開後の運用までまとめて依頼できるケースがあります。複数の工程が必要なWebサイト制作でも、外注先を使い分ける必要がありません。ディレクターが進行管理や関係者との調整を担うため、担当者の負担を抑えやすい点が特徴です。
また、社内で品質を確認する体制が整っていることが多く、安定した品質を期待できます。担当者が急に対応できなくなった場合でも、ほかのスタッフが対応を引き継げるため、納期遅延のリスクも抑えやすくなります。
一方で、費用は他の外注先と比較して高い傾向です。人件費や設備費に加え、ディレクション費がかかることも珍しくありません。複数の担当者が関わる場合は、修正内容の反映に時間がかかる場合があります。
フリーランス
フリーランスとして個人で活動しているデザイナーに直接依頼する方法です。
フリーランスへの依頼が向いているケース・向いていないケースは、以下のとおりです。
向いているケース
- 費用を抑えて依頼したい場合
- 小〜中規模の案件を柔軟に進めたい場合
- デザイナーと直接やり取りしたい場合
- 継続的な制作パートナーを探したい場合
向いていないケース
- 大規模案件や複数制作物を同時に進行したい場合
- 人材選定に時間や工数をかけられない場合
- 品質や進行管理を組織的にチェックしてほしい場合
フリーランスへの依頼は、制作会社に比べて、組織運営にかかる固定費や管理コストが比較的少なく、費用を抑えやすくなります。
デザイナー本人と直接やり取りができるため、細かなニュアンスを伝えやすく、制作会社に比べて柔軟に対応してもらえるケースもあります。相性が良ければ、継続的な制作パートナーとして依頼しやすい点も魅力です。
一方で、品質や進行管理はデザイナー個人の力量に依存する点に注意が必要です。実績やポートフォリオを事前に確認し、自社の依頼内容に合う人材かどうかを見極めましょう。
デザイナー自身のスケジュールや体調などによって、進行が止まる、遅れるといったリスクもゼロではありません。人気のあるフリーランスは案件が埋まりやすく、継続的に対応してもらえるとは限らない点も認識しておきましょう。
クラウドソーシング
クラウドソーシングは、登録したデザイナーにプラットフォーム上で依頼できるサービスです。
クラウドソーシングの活用が向いているケース・向いていないケースは、以下のとおりです。
向いているケース
- 費用を抑えて依頼したい場合
- 単発・スポットの案件を依頼したい場合
- 多くの候補から比較して選びたい場合
- 複数のデザイン案を集めて比較したい場合
向いていないケース
- 人材選定に工数をかけられない場合
- 品質を重視したい場合
クラウドソーシングでは、「募集」と「スカウト」の2つの方法で依頼できます。募集では複数の応募者を比較しながら、自社の条件に合うデザイナーを選べます。コンペ形式を活用すれば、複数のデザイン案を比較したうえで依頼先を決めることも可能です。
実績やポートフォリオを見て依頼したいデザイナーがいる場合は、スカウト機能を利用して直接相談できます。
一方で、多くの候補者から依頼先を選ぶため、人材選定には工数がかかります。ポートフォリオや実績を比較しながら、自社に合ったデザイナーを見極める必要があります。
また、デザイナーによって経験や品質に差があるため、期待どおりの成果を得るには慎重な選定が欠かせません。
クラウドソーシングは費用を抑えやすい一方で、人材選定や品質管理にかかる社内工数も考慮したうえで活用することが大切です。
デザイナー紹介サービス
デザイナー紹介サービスとは、エージェントを通して、企業に合ったデザイナーを選定・紹介してもらえるサービスです。デザイナー紹介サービスの活用が向いているケース・向いていないケースは、以下のとおりです。
向いているケース
- 人材選定に工数をかけられない場合
- フリーランスを活用したいが、自力で探すのは不安な場合
- スキルが確認済みの人材に依頼したい場合
- 継続的に依頼できるデザイナーを見つけたい場合
向いていないケース
- 費用をできるだけ抑えたい場合
- 自社で候補者を比較検討したい場合
デザイナー紹介サービスで希望の条件を伝えると、適切な人材をピックアップして紹介してもらえます。自社でポートフォリオや評価を一人ひとり確認する手間がかかりません。
サービスの多くでは、紹介されるデザイナーは登録時にスキルチェックや審査を受けています。品質が安定しやすく、スキルや経験のミスマッチを防ぎやすい点もメリットです。サービスによっては契約手続きやトラブル発生時のサポートを受けられる場合もあります。
一方で、紹介手数料や仲介マージンがかかり、フリーランスやクラウドソーシングと比べると費用が高くなる傾向があります。登録者数や得意分野はサービスによって異なるため、自社のニーズに合ったサービスを選ぶことが重要です。
デザイン外注の費用相場

デザイン外注の費用相場は、外注先の種類だけでなく制作物や制作範囲によっても大きく異なります。以下では、代表的な制作物ごとの一般的な費用相場の目安を紹介します。
バナーデザイン
バナーデザインの費用相場の目安は、5,000〜30,000円程度が一般的です。広告運用を目的としたクリエイティブや訴求設計まで含める場合は、30,000〜100,000円程度になることもあります。
費用を左右する主な要因は次のとおりです。
- バナーのサイズ・制作点数
- 構成案・キャッチコピーの作成
- 写真加工・イラスト制作
- 複数サイズへのリサイズ対応
- 修正回数
- 短納期対応
支給された画像やテキストをもとに制作する場合は、費用を抑えやすい傾向にあります。
一方で、構成の提案からキャッチコピーの作成、複数サイズへの展開などを依頼する場合は、作業工程が増えるとともに費用は高くなるのが一般的です。
LPデザイン
LPデザインの費用相場は、10万〜60万円程度が一般的です。デザインのみを依頼する場合は5万〜15万円程度、構成設計やコピーライティング、コーディングまで一括で依頼する場合は30万〜60万円以上になることもあります。
費用を左右する主な要因は次のとおりです。
- 構成設計
- コピーライティング
- デザイン制作
- コーディング
- スマートフォン対応
- 写真・イラスト制作
- 修正回数
- 広告運用を前提とした改善提案
原稿や画像などの素材を支給し、LPデザインのみを依頼する場合は、費用を比較的抑えられます。
Webサイトデザイン
Webサイトデザインの費用相場は、30万〜100万円程度が一般的です。デザインのみを依頼する場合は10万〜50万円程度、大規模なWebサイトや機能開発を伴う場合は100万円を超えることもあります。
費用を左右する主な要因は次のとおりです。
- ページ数
- オリジナルデザインの有無
- CMS構築
- レスポンシブ対応
- お問い合わせフォームなどの機能追加
- 写真撮影・イラスト制作
- 原稿作成
- 修正回数
5ページ程度のコーポレートサイトで、原稿や写真を支給してデザイン・コーディングを依頼する場合は、費用を抑えやすい傾向にあります。
一方で、20ページ以上のWebサイトや採用サイトを制作する場合や、CMS構築、写真撮影、ライティングまで一括で依頼する場合は、制作範囲が広がるため、費用も高くなります。
資料・ホワイトペーパー
資料・ホワイトペーパーのデザイン費用相場は、10万〜30万円程度が一般的です。デザインのみを依頼する場合は1ページあたり5,000〜20,000円程度、構成設計や図解作成まで依頼する場合は1ページあたり20,000〜50,000円程度が目安となります。
費用を左右する主な要因は次のとおりです。
- ページ数
- 構成設計
- 原稿作成
- 図解・グラフ制作
- イラスト制作
- テンプレート作成
- 修正回数
原稿やレイアウト案を支給し、デザインのみを依頼する場合は、比較的費用を抑えやすい傾向があります。一方で、ヒアリングから情報整理、構成設計、図解作成まで一括で依頼する場合は、費用も高くなる傾向にあります。
自社に合ったデザイン外注先の選び方

自社に合ったデザインの外注先を選ぶには、次の観点で比較し、総合的に考えましょう。
- 予算
- 品質
- 依頼内容
- 継続依頼の有無
- 人材選定の負担
以下ではそれぞれについて、どのように考えて外注先を選べばよいか解説します。
予算
予算によって、向いているデザイン外注先は次のように異なります。
- できるだけ費用を抑えたい:クラウドソーシング・フリーランス
- 費用と品質のバランスを重視したい:フリーランス・デザイナー紹介サービス
- 費用よりも品質や制作体制を重視したい:制作会社・デザイナー紹介サービス
予算を検討する際は、制作費だけで依頼先を判断しないことが大切です。制作会社は費用が高くなる傾向にありますが、企画や進行管理などデザイン以外の工程まで任せられます。
一方、フリーランスやクラウドソーシングは費用を抑えやすい反面、人材選定や進行管理を自社で担う必要があります。
予算を検討する際は、制作にかかる費用だけではなく、見積もりに含まれる制作範囲や社内でかかる工数も含めて比較しましょう。制作費用と社内工数の両方をコストとして考えることで、自社に合った外注先を選びやすくなります。
品質
品質を重視する場合は、次の点を確認しましょう。
- 過去の制作実績
- ポートフォリオ
- 得意な制作物
- 同業界での実績
- 修正対応の範囲
- 制作体制(レビュー・進行管理の有無)
制作会社は制作フローやチェック体制が整っている場合が多く、安定した品質を期待できます。一方で、フリーランスは担当するデザイナー個人のスキルや経験によって成果が左右されます。実績が豊富で自社の依頼内容に合った人材であれば、フリーランスへの依頼でも高品質な制作が可能です。
LP制作が得意なデザイナーでも、ホワイトペーパーの制作も得意とは限りません。自社が依頼したい制作物と近い実績があるかを確認することで、ミスマッチを防ぎやすくなります。
品質を比較する際は、デザインの雰囲気だけではなく、自社が依頼したい制作物や実績、制作体制も含めて判断しましょう。
依頼内容
依頼する制作物や工程によって、向いているデザイン外注先は異なります。制作物ごとの主な依頼先の目安は、次のとおりです。
- バナーデザイン:フリーランス・クラウドソーシング
- LPデザイン:フリーランス・制作会社
- Webサイトデザイン:制作会社・実績豊富なフリーランス
- 資料・ホワイトペーパー:フリーランス・制作会社(資料制作の実績がある人材)
制作物によって、求められるスキルや制作体制は異なります。たとえば、バナーデザインはフリーランスやクラウドソーシングでも依頼しやすい一方、LPやWebサイト制作は、構成設計や進行管理まで対応できるフリーランスや制作会社が向いています。資料やホワイトペーパーは、情報整理や図解作成の実績がある外注先を選ぶと安心です。
外注先を選ぶ際は、制作物の種類を考慮しながら、過去の制作実績や対応できる制作範囲を確認しましょう。自社が依頼したい内容に近い実績がある外注先を選べば、高品質な制作物が期待できます。
継続依頼の有無
継続して依頼したい場合は、コミュニケーションの取りやすさや対応体制を重視しましょう。
単発の案件では、費用や納期を優先して外注先を選ぶことが多くあります。一方、デザインを継続的に依頼する場合は、毎回新しい外注先を探すよりも、同じ担当者へ依頼する方が効率的です。一度ブランドイメージやデザインルールを共有しておけば、認識合わせや修正指示の手間を減らせます。
継続的に依頼したい場合は、次のポイントを確認しましょう。
- 継続依頼の可否
- 対応可能な稼働時間や制作本数
- レスポンスの速さ
- 修正依頼への対応体制
- 制作物の追加依頼の可否
長期的に依頼できるパートナーかどうかも含めて、外注先の候補を比較することが大切です。
人材選定の負担
デザインを外注する際は、人材選定にかかる工数も考慮する必要があります。外注先を探す方法によって、担当者の負担が大きく異なるためです。
たとえば、自力で探す場合は、気になるデザイナーへ直接依頼が可能です。一方で、候補探しや実績の確認、比較検討に時間がかかります。クラウドソーシングで募集する場合も、多くの応募者の中からポートフォリオや実績を比較して選定しなければなりません。
一方、紹介サービスでは、希望するスキルや制作物、稼働条件などをもとに人材を紹介してもらえるため、人材選定の工数を抑えやすくなります。「資料制作の実績が豊富な人材」や「継続的に依頼できるデザイナー」など、自社の希望条件に合った人材を探しやすい点が特徴です。
制作費だけでなく、人材を探す時間や比較検討にかかる工数もコストの1つとして考えましょう。
デザイン外注で依頼できる業務

デザインの外注で依頼できる制作物は、Webサイトをはじめ次のようにさまざまです。
- バナーデザイン
- LPデザイン
- Webサイトデザイン
- ホワイトペーパー
- 営業資料
- SNSクリエイティブ
- ロゴ
制作物によって、向いている外注先は異なります。制作会社や経験豊富なフリーランスであれば、下記のようなデザインの前段階から依頼できる場合もあります。
- コンセプトの設計
- ターゲットの整理
- 情報設計
- ワイヤーフレームの作成
任せたい作業範囲を明確にして、対応できるデザイナーを探すことで、ミスマッチを防止しましょう。
デザイン外注の進め方
デザイン外注は、一般的に次の流れで進みます。
① 依頼内容を整理する
制作物の種類や目的、ターゲット、納期、予算などを整理する
② 外注先を選定する
制作実績や得意分野、対応範囲を比較して依頼先を選ぶ
③ 見積もり・打ち合わせを行う
制作範囲やスケジュール、完成イメージをすり合わせる
④ 制作を開始する
デザイン制作を進める
⑤ 確認・修正対応を行う
初稿を確認し、必要に応じて修正を依頼する
⑥ 納品
修正完了後、最終データを受け取る
外注をスムーズに進めるには、制作を開始する前の準備が重要です。次の点を整理しておくことで、認識のずれや手戻りを防ぎやすくなります。
- 制作物の目的
- ターゲット
- 掲載したい内容
- 希望するデザインイメージ
参考となるWebサイトやデザイン、既存のブランドガイドラインなどがあれば、打ち合わせの際に共有しましょう。完成イメージを具体的に伝えておけば、修正回数を減らしやすくなります。
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デザイン外注には、制作会社やフリーランス、クラウドソーシング、デザイナー紹介サービスなど、さまざまな選択肢があります。重要なのは、自社の目的や予算、依頼内容に合った外注先を選ぶことです。
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